長陽福娘 山田錦 純米酒

もう純米吟醸ですよ!これは!!

純米なのに60%まで磨いて醸した新酒。もう純米吟醸クラスと言っていいのでは無いでしょうか!もう純米じゃないです。純米吟醸らしい果実のような吟醸香に綺麗でいて、ふくよかな旨みが感じられます。口に含んだときにそれなりの甘みを感じますが、のど越しのガス感がフレッシュで爽やかな印象を与えてくれます。もう純米吟醸の感想と言っていいでしょう。生原酒ということでコクもしっかりあります。無漏過ってことでフレッシュ感もしっかりです。

*表記はないのですが、上槽時に中ほどの一番おいしいと言われている上等な部分だけを汲み取る「中取り」または「中汲み」のみを直接瓶に詰めて低温保存した贅沢な純米酒です。←こんなすごい情報をなぜ瓶に表記しない!!これは是非飲んでもらいたいです。

醸造元/岩崎酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/17〜18度
日本酒度/+4
酸度/1.75

商品名/長陽福娘 山田錦 純米酒 無ろ過生原酒

◆たことセロリコンニャク辛子みそ白和え

食感のオンパレードです。たこの食感、セロリのサクサク感と苦み、こんにゃくのこんにゃく感。それぞれを楽しむも良し!合わせて食べるも良し!辛子みその効いた白和えがうまく味を包み込んでいます。

◆春キャベツチキンさっぱりマカロニサラダ

春キャベツがシャキシャキです。あっさりマヨ風味です。

和牛煮込みハンバーグ

デミグラスでは無い。なんと言えばいいのでしょう…ミートソースでもなく…ソースに詳しい人なら何かカタカナのソース名を言い当てられるのでしょうが、僕にはボキャブラリーが…。ミートソースのスープ風としておきましょう。どういうレシピなのかは聞いていないので定かでは無いがアッサリしています。日本酒でも合うように出来ている。さすがは日本酒のお店のことだけある。ほんとうなら横にパセリを添えておくとか、ちょっと緑のものを置いておくと見栄えがいいのですが、これは肴なのです。お酒の…。だからインスタ映えしてなくてもいいのです。うん。そしてこれに合わせる日本酒はやっぱり純米クラスがベスト!しかもキレのある日本酒が理想。って事で…。

◆酉与右衛門-よえもん- 超辛口直汲み 純米無漏過生原酒

「酉」と「与」が別々になっていますが、一つの漢字です。常用漢字で見つけられず「酉与」合わせ技で表記しています。造語なんでしょうね。それにして部首が「酉」の漢字は500近く文字があるのに「与」は無いですね。まあ「酔」って漢字があるからね。

さて飲む前から期待させる仕様です。山田錦米はもちろんのことなのですが、精米歩合が70%と低精白で日本酒度が+14もあり、酸度も1.9あります。以前、紹介した「南方」ってお酒が日本酒度+22.5ってとんでもないものを飲んだことがあるのですが、ほとんどエチルだったのを思い出す。まずいのかって聞かれると決して不味くはなく、個性的って言うほかに無い味でした。でも、また飲みたいって気持ちが溢れかえっています。

さて「酉与右衛門-よえもん-」ですが、香りはほとんどありません。口に含んでも香りは無く、舌先にピリピリ感を感じます。さすが「超辛口」を謳うだけのことはあります。もうソーダです。のど越しにももちろん酸のキレがキレッキレに刺激してくれます。精米歩合が70%が理由なのか山田錦の旨みの中に苦みを感じられる。ビターで大人な味を楽しめます。食中酒にぴったりで、味の濃い、それこそハンバーグでも合わせられる日本酒ではないでしょうか。これは癖になるピリピリです。

醸造元/合資会社 川村酒造店
精米歩合/70%
使用米/徳島県産山田錦100%
アルコール度数/15〜16度
日本酒度/+14
酸度/1.9

商品名/酉与右衛門-よえもん- 超辛口直汲み 純米無漏過生原酒

会津娘 純米生酒 うすにごり「雪がすみの郷」

昔から愛された霞の様なお酒。
冬の厳しい会津の野山も
雪解けの霞につつまれて
春はもうすぐそこまで・・・。

「土産土法の酒造り」

会津若松市の南に位置する門田町一ノ堰にある蔵元「高橋庄作酒造」さん。その土地の人がその土地の手法でその土地のお米と水から造りあげることをモットーに、「五百万石」を鯉や紙マルチを使い、無農薬で栽培するなど、お酒だけでなく原料にもこだわりを見せています。

紙マルチとは…田んぼに紙(段ボールなど)を敷いた上から苗を植え、稲だけに太陽光を当て雑草の成長を抑えて成長させる方法。

鯉農法とは…田んぼを泳ぐ錦鯉が土を攪拌し、有機肥料の栄養素と酸素を稲に行き渡らせる、農薬・化学肥料を使用しない土地の持つ特性を引き出す土壌作りの農法。

毎年、新年に限定発売される「会津娘 雪がすみの郷 うすにごり」しぼりたてをタンクに移さず、そのまま瓶詰めされる純米生酒。飲み口はフレッシュで爽やかながらもやさしい味わい。シュワシュワ微発泡はしていないが、ピチピチ感は感じます。う〜ん、いわゆる「ジュース」です。「フレッシュジュース」です。

製造者/髙橋庄作謹醸
精米歩合/55%
使用米/会津産酒造好適米 夢の香+五百万石
アルコール度数/15度
日本酒度/+1.0
酸度/1.4

商品名/会津娘 純米生酒 雪がすみの郷

◆しいたけしろねぎとりそぼろたまご

魔法の言葉再び!改めて呪文の効果を伝えておこう。鉄鍋で椎茸と白ネギと鶏そぼろに火を通し最後に上等な卵をのせた、もうほとんどすき焼きと言っていい美味しいものが頂ける呪文ことです。以前は白身部分もあったのですが、今回は黄身オンリーになりました。今回もご飯は無く、「おじや」に出来なかった。*すき焼きではなく、すき焼き風なので味付けは日本酒にも合わせられるようにアッサリに仕上がっております。

2018新年,カワハギ祭り

1月吉日。4人で訪問。

「かわはぎが食べたぁーい!」「肝が食べたぁーい!」「白子が食べたぁーい!」「ついでに肉もたべたぁー!」とわがままを言い続け、当日に至ります。店を開けるのが5時半と言うことなので、ぴったりに着く感じでブラブラしながらうかがうも、すでに3人の美女たち?は店の中で盛り上がっています。(←いつもの事なのですが…)4人揃ったところで楽しい時間の始まりです。

カワハギといいながらも正式には「ウマズラハギ」。もう何も言う事はない。うまし!肝たっぷりの肝醤油。うまぁーし!

クエの刺身だったかな?ハギもそれなりの弾力ある食感ですが、これはコリコリと言ってもいいくらい歯ごたえのある食感。おいしかったぁー。

見た目は無骨ですが(骨なんですけどね…)カワハギの骨せんべい。もうスナック菓子です。揚げたてがサクサクして美味しいのは当たり前なのですが、冷めてもしっとりせずにサクサク食べれます。きっちり水分を取ってくれているのか、カワハギの骨の特長なのか、常にメニューに置いてほしいです。

肉だぁー!ローストビーフだぁ!部位は「マルシン」だったかな?「マルシン」って事にしておこう!記憶は曖昧だ。すごいボリュームで食べ切れないように思われますが、赤身なのでペロリと行けてしまいます。あっと言う間になくなりました。

今度はわさびで和風に頂きます。わさびオンリーでもうまし!わさび&塩で食べてもうまし!邪道と言われるかもしれないが、肝醤油でいただいてもうまし!これまたあっという間のタメゴローでした。

鶏胸肉かな?ささ身かな?にマスタードを和えた特製ソースにみつばで彩り鮮やかに仕上げています。酸味がきいていて鶏肉もさっぱりしているのでパクパク行けてしまいます。美味しいもん食べて楽しいどうでもいい話で盛り上がりました。久しぶりの再会で楽しすぎました。ありがとうございます。

おまけ!

◆新政(あらまさ)2018新年純米しぼりたて生干支ラベル Round Akita Dogs

スコッチウイスキーの「アードベック」のような…いや確実に影響をウケているであろう黒を基調にしたケルト紋様仕立て。バーに置いてあったらアードベックと間違って飲んでしまうかも!(←ウソ!)きっと蔵元の誰かに「アードベック好き」な人がいるのでしょう!そしてそのケルト紋様の中に今年の干支の「戌」を表現しているそうなのですが、おわかりになりますか?秋田だけに「秋田犬」。

お味は結構シュワシュワしていてスパークリングワインのようで酸味は少なく、旨味、甘味がバランスよく、正月に飲むにふさわしい華やかなお酒でした。今回の新年会のために開けていただきました。

醸造元/新政酒造 株式会社
精米歩合/麹米50%、掛米60%
使用米/秋田県産美山錦100%
日本酒度/非公開
アルコール度数/15度

商品名/新政 新年純米しぼりたて 干支ラベル Round Akita Dogs

◆萩乃露 直汲み しぼりたて辛口純米 生原酒

これもシュワシュワタイプ。って言うか今日のためにシュワシュワを入れていただきました。みんなシュワシュワが大好き!しぼりたて新酒なのに「あらばしり」を越えて「中汲み」部分でいただけるなんて贅沢な幸せ。更にしぼりたてを直汲みで瓶詰め。もう純粋な中汲みって事です。(普通は一度タンクに貯めて酒質を均一に落ち着かせてから瓶詰めします。)

醸造元/株式会社 福井弥平商店
精米歩合/60%
使用米/山田錦+吟吹雪
日本酒度/+7.0
酸度/1.7
アルコール度数/17度

商品名/萩乃露 直汲み しぼりたて辛口純米

バンザイ!君に会えて良かった!

↑ 絶対、誰か言っているでしょうね♬

萬歳とは100年前に栽培が途絶えた地元岡崎市の由緒あるお米らしい。それを地元の農家が平成20年に種もみを譲り受け、試験的に栽培を再開したのが復活の始まりのようです。平成26年にようやく生産品として純米大吟醸「萬歳」を完成させる。そして平成30年「純米六割磨き生原酒」に至るわけですね。それにしても磨きましたね。「六割磨き」しかも「純米」。もう定義が分からなくなります。

香りは優しいお米の香り。口に含むと広がる柔らかな米の旨み。すぅーと入っていきます。心地の良い米の甘みと旨みのバランスがしっかりとれています。のど越しにはさわやかな酸のキレが楽しめます。*すごくお米感、ごはん感があるお酒です。なかなかおもしろいです。本当!♬君に会えて良かったぁ〜♬

造り手からのメッセージ

丸石醸造が育んできたものは「酒と云うものではなく、この地が生み出す自然と人とのつながり」。農家の方々、地域の人々、きれいな水、美しい空気、全ての環境に感謝すること。私たちは100年前のお米『萬歳(ばんざい)』の復活に、その想いを込めて造ります。その答えがラベル書かれた俳句なのでしょうか!

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」

 

製造者/丸石醸造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/岡崎産萬歳米100%
アルコール度数/16
日本酒度/+2.0
酸度/1.7

商品名/萬歳 純米 六割磨き 生原酒

七本の鎗は外さない!

極力空気に触れることなく、一本一本、垂れ口から直汲みすることで、きめの細かいシュワシュワが楽しめる「垂れ口直汲生原酒」。新酒のフレッシュ感と荒々しさを併せもったふくよかな旨み酒。柑橘系フルーティな香りもあり。のど越しもさわやかな酸が採れたての果実のように爽快な味わいを醸しています。簡単に言えば「美味しい辛口酒」って事です。*季節限定なので次ぎ飲めるのは来年の1月頃からです。大丈夫!七本鎗は他にも美味しいの一杯ありますから!

七本鎗の名前の由来

 

製造者/冨田酒造 有限会社
精米歩合/60%
使用米/滋賀県産山田錦100%
アルコール度数/17度
日本酒度/非表示
酸度/非表示

商品名/七本鎗 純米 山田錦 垂れ口直汲 生原酒

昭和を感じるラベル「竹泉」

これは「たけいずみ」ではなく「ちくせん」と読む。なぜ、わざわざ書いたかというと、自分がこの文章を書くまでずっと「たけいずみ」と読んでいたからだ。恥ずかしいー!日本酒の「音訓」は難しいですね!小学校の時に「音と訓は交わらない」と教わった記憶があります。要するに「音+音」「訓+訓」でしか熟語にならないって事です。って事は「槽口直詰」の「ふなくちじかづめ」は訓読み熟語って事で良いのかな?「芳醇辛口」は「ほうじゅんからくち」でいいのだろうか、「ほうじゅんしんこう」が正しいのでは無いでしょうか?う〜ん。よし忘れよう!お酒を飲もう!

「竹泉」2017BYの新酒です。ラベルに書いてあるとおり、芳醇辛口です。新酒をここまで芳醇に飲めるのは初めてかも知れない。ひやおろしのような芳醇さがあります。ただ、やっぱり新米の新酒を槽から搾り出したばかりのものを直に瓶詰めした「槽口直詰」しているだけのことはあります。発酵の過程で生成された炭酸ガスがピチピチシュワシュワを生み出しています。そして芳醇なコクと旨みを味わいながら、クリアな酸のキレと共に、バランス良く、のど元を通り過ぎて行きます。新酒の中ではかなり個性的なお酒です。

製造元/田治米 合名会社
精米歩合/60%
使用米/五百万石100%
アルコール度数/17度
日本酒度/非公開
酸度/非公開

商品名/竹泉 芳醇辛口純米 槽口直詰生原酒

昭和を感じるラベル「竹泉」

これは「たけいずみ」ではなく「ちくせん」と読む。なぜ、わざわざ書いたかというと、自分がこの文章を書くまでずっと「たけいずみ」と読んでいたからだ。恥ずかしいー!日本酒の「音訓」は難しいですね!小学校の時に「音と訓は交わらない」と教わった記憶があります。要するに「音+音」「訓+訓」でしか熟語にならないって事です。って事は「槽口直詰」の「ふなくちじかづめ」は訓読み熟語って事で良いのかな?「芳醇辛口」は「ほうじゅんからくち」でいいのだろうか、「ほうじゅんしんこう」が正しいのでは無いでしょうか?う〜ん。よし忘れよう!お酒を飲もう!

「竹泉」2017BYの新酒です。ラベルに書いてあるとおり、芳醇辛口です。新酒をここまで芳醇に飲めるのは初めてかも知れない。ひやおろしのような芳醇さがあります。ただ、やっぱり新米の新酒を槽から搾り出したばかりのものを直に瓶詰めした「槽口直詰」しているだけのことはあります。発酵の過程で生成された炭酸ガスがピチピチシュワシュワを生み出しています。そして芳醇なコクと旨みを味わいながら、クリアな酸のキレと共に、バランス良く、のど元を通り過ぎて行きます。新酒の中ではかなり個性的なお酒です。

製造元/田治米 合名会社
精米歩合/60%
使用米/五百万石100%
アルコール度数/17度
日本酒度/非公開
酸度/非公開

商品名/竹泉 芳醇辛口純米 槽口直詰生原酒

カッパとギアラ

◆和牛カッパ・ギアラすじ煮込トマト玉子のせ

日活で初の本格的特撮怪獣映画だと思って探したが違った。どうやら「大巨獣ガッパ」の事では無かったようだ。岩手県遠野のカッパ淵に関係しているかは調べるまでも無かった。もちろん水木しげるの漫画も全く違うようだ。仕方が無いので和牛部位一覧で探すと見つかった!なんてことだ!「カッパ」は前腹の皮と脂身の間にある赤いすじの事らしい。牛すじの中でも希少な部位のようだ。

次はウルトラ怪獣一覧を見て探したが見つからなかった。仕方が無いので和牛部位一覧で探すと見つかった!なんてことだ!「ギアラ」は牛の第四胃の通称。ギャラ、赤センマイとも称される。

最後にまさかと思い世界地図を広げてみた。トルコの中央アナトリアにある歴史的エリアなのかと思ってみたが残念ながらそれは「カッパドキア」だった。一度は行ってみたいと思っているのだが…。

◆至 純米にごり 生酒

生のにごり酒ならではのプチプチ、シュワシュワ。活性にごり酒と言うやつだ。発泡感と優しい甘旨味にフレッシュな口当たりが心地良い。もうカルピスソーダだ!←いや、カルピスでは無いな。スコールかな?違うか?

製造者/逸見酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/五百万石100%
アルコール度数/15度
日本酒度/+2.0
酸度/1.4

商品名/真稜 至-いたる- 純米にごり酒 生酒