竹鶴はやっぱり濃いね!

今年最初の「竹鶴」

ってもう3月後半なのですが…。出荷日を見ると「2018.1」とある。それなら納得!竹鶴の「初しぼり」純米吟醸生。なんか竹鶴に初しぼりが似合わないと思うのは自分だけか?いつも古酒とか純米とか熟成タイプしか無いイメージがある。新酒でも色が付いているせいなのか?!それはさておき、初めて出来たて新酒の竹鶴が飲める!ってもう3月後半なのですが、それではいただきます…

飲み口は柔らかい吟醸香を嗅ぎながら、若さ故の苦みがちらほら感じながら、のど越しにフレッシュでキレの良い酸味と共に楽しませてくれます。意外と言っては失礼ですが、すぅーっと飲めちゃいます。どんな肴も邪魔しない辛口食中酒ですね。ただ、後半、少しお酒が常温になってくると雑味が薄れて、非常にまろやかでありながら、濃口の旨味が出てきます。「ああ、竹鶴っぽい!」とニヤリほくそ笑んでしまいます。フフフッ

製造者/竹鶴酒造 株式会社
精米歩合/50%
使用米/広島県産八反錦100%
アルコール度数/16〜17度
日本酒度/+8.0
酸度/2.6

商品名/竹鶴 純米吟醸 生 初しぼり

 

◆長芋しそ鶏つくね

長芋のサクサク食感が堪らない。思わず、長芋だけを箸でつまんで先に食べるという邪道な食べ方をしてしまう。言うなればポッキーをチョコの部分だけ舐めて「プリッツ」にして食べる!ような食べ方と言えば分かって頂けるでしょう!(←え?全然わからない?)あとは見た目コッテリそうな味付けに見えますが、しそが入っているおかげで、さっぱりと頂けます。

誠鏡 純米生原酒 しぼりたて

広島県産の新米を使って仕込まれた新米新酒のしぼりたてです。最初、黄色みを帯びているので、「ひやおろし」か?と肝をひやしたが、間違いなく新酒だ。色がつくと古酒のイメージがあるが、色が透明なのは濾過をしているからなのです。「えっ?無濾過でも透明のお酒あるやん!」となるのですが、実はふたつの「濾」があるのです。

「濾す」と「濾過」

「濾す」とは「醪-もろみ-」の状態のものを圧搾機や袋などで搾られること。液体部分とかす部分とに分離する作業のこと。専門用語で「上槽」といいます。(←知っているように書いていますが、ネットで調べているだけですよ!)

「濾過」には粉末状の「活性炭」を入れて濾過機かける方法(炭濾過)と「活性炭」を使わずに濾過機にかける方法(素濾過)があります。ちなみに活性炭は針葉樹を炭にしたものだそうです。炭には様々な小さな穴があいていて、この穴の大小によって吸着される物質が変わります。一番小さな穴に吸着されるのが「香り」その変化を活性炭で調整しているのです。香り調整用の活性炭より穴の大きなものが、「色・味」の調整用です。使いすぎるといい味や香りも消してしまうので、職人さんの腕の見せ所です。

で、最初の疑問に答えてませんでしたね…。「無濾過なのに透明のお酒あるやん!」の答えは低温でゆっくり時間をかけて発酵させる「吟醸造り」と呼ばれる製法で造ると色は透明に近くなり、独特な吟醸香(いわゆるフルーティ)と淡麗な味わいになるそうです。(←なぜ無濾過の話をした!と攻めないでください。)

ようやくですが誠鏡を頂くことにしましょう。やはり新米新酒ならではのフレッシュな香りとプチプチのジューシー感を味わえます。「ザ・しぼりたて」です。ただ「あらばしり」のような雑味はなく、しっかりした旨味、コクがあります。

製造元/中尾醸造 株式会社
精米歩合/65%
使用米/地元米新千本100%
アルコール度数/16度
日本酒度/−1.0
酸度/1.5

商品名/誠鏡 純米生原酒 しぼりたて

 

◆肉どうふ

やはり寒い日はあったかメニューに限ります。あっさり目の味付けで好みの味です。でもしっかり出汁が出ており、いや具材よりだし汁がメインと言っていい。うまし!

 

神雷 黒ラベル 純米吟醸酒

なぜか蔵元紹介から…。

おおよそ標高400m、周囲を山と緑に囲まれ、豊かな自然の恵みを享受したわれわれの先人たちは、日本の文化である“清酒”という形でそれを体現してき ました。自然に逆らうことなく阿ることもなく自然と一体となり、三輪酒造は時の流れに翻弄されつつも脈々と酒造りを受け継いできました。
今 わたくしども“酒屋”に課せられた使命は、先人たちが築き上げた“清酒”という文化を伝承していくことを通して、生活の潤いを、人生の喜びと悲しみを、共に味わっていくことではないかと思っています。

神雷(しんらい)のネーミングの由来は、その昔、酒蔵に落雷があったが大過なかった事、また神の宿る国「神石(じんせき)」にあやかり命名されました。 「信頼(しんらい=神雷)して飲んで頂きたい」という蔵元の想いも込められています。【蔵元より】

この蔵元のお酒のジャケットは分かりやすく色分けされています。山田錦は「赤」八反錦は「白」千本錦は「青」。純米吟醸の「黒」イレギュラーで三温至福が「緑」となっているようです。

申し訳ありませんが初めて聞く名前のお酒です。広島のお酒のようですが、全国に進出しようとしているのでしょうか?!単に広島からお取り寄せしただけなのでしょうか!

それではいただきます。

香りはしっかりスイートな果実香。口に含んでもやはりフルーティな旨味が広がり、鼻から抜ける香りがたまりません。が、喉ごしのキレがしっかりあるので、思わず「K!Y!K!ウ〜ン♥!」って唸ります。千本錦ってお米も知らなかったので調べてみるとやはり「山田錦」でした。山田錦を広島の気候風土に適するように改良育成されて造られた広島オリジナルの酒米でした。

醸造元/三輪酒造 株式会社
精米歩合/55%
使用米/広島県産千本錦100%
アルコール度数/16〜17度
日本酒度/+4.5

商品名/清酒“神雷” 黒ラベル 純米吟醸酒

 

◆カツレツ

「カツレツ」と「トンカツ」何が違うのだろう?って話になった。なんやかんや、うんちくを聞かされたが、飲んだ席で聞いた話なんて右から左です。

語源はフランス語の「コートレット-costelette-」で、英語圏では「カットレット-cutlet-」と発音され、それが日本に来る間に「カツレツ」となったようです。ビフカツは「ビーフカツレット」、とんかつは「豚(とん)カツレット」を略した名前ってことですね。

ただ料理方法も違うので紹介。カツレツは小麦粉やパン粉を付けたものを油を引いたフライパンでソテーしたもので、とんかつは油で揚げたものを総じて言っているようです。まあ境界線はあやふやなのですが…。

 

竹鶴 秘傳 純米清酒

「秘伝」とあるが、竹鶴の定番のお酒だそうです。ラベルは横山大観。ラベルがパノラマになっている。くるくる回して、眺めながら飲むのも乙。それでは早速、頂きましょう。このお酒は常温で頂きます。色は琥珀色の憎いやつ!純米酒らしい香り、昭和の二級酒っぽい香りです。なんだか懐かしさすら感じる。味は柔らかく、いい塩梅でコクがある。純米酒らしいお米の旨味を味わうと軽快な酸味の波がやってきます。ざっぶーん!後味スッキリです。いわゆる辛口酒。余韻を楽しもうと舌で遊んでいるとほんわりと米の旨味の「残り味」が舌の奥で感じられます。いや広島のお酒なので「西条酒」と呼ぼう!

これは「THE・純米酒」です。今回、ちょっと勿体ぶったコメントをしましたが、このお酒に評価はいらない!ただ、飲んで、肴食べて、また飲んで、「おいしー!」って言うだけで満足の出来るお酒なのだと思う。

竹鶴と言えば「マッサン」こと竹鶴政孝。そう「日本のウイスキーの父」と呼ばれる人物を思い出すんじゃないでしょうか?ニッカウヰスキーの創業者であり、サントリーの始祖。*ちなみにですが、ニッカって元は大日本果汁って名前なんですよ!サントリーは鳥井伸治郎の「とりい」から名付けられているんですって!鳥井さんはマッサンで言うところの堤真一さんです。うわ、何を書いているのか判らなくなってきた!それではこの辺で…。

↑これ何て書いてあるのかなぁ?

 

醸造元/竹鶴酒造 株式会社
精米歩合/70%
使用米/八反錦100%
アルコール度数/15〜16度
日本酒度/+15?

商品名/竹鶴 秘傳 純米清酒