牡蠣九条ネギ玉子とじ

もう説明できない。食べた人だけに共有できる美味しさです。牡蠣はもちろん生用でミルキー、ネギもわざわざ九条ネギを使用。これが甘くてシャキシャキ。卵もオレンジ色の上等な奴を使用。火を通しすぎずに良いアンバイで出してくれる。卵のとろとろさは時間がたってもとろとろのままで牡蠣といい相性です。いやー、定番のメニューにしてほしい。

「常山」の醸造元、常山酒造さんは福井県福井市の小さな酒造。「飲む人と酒を通じて対話する」というモットーに「分かりやすい美味しさ」「忘れがたい特徴」をコンセプトに年々酒質を向上させ、県内でも注目を浴びている越前の美酒です。

そしてこれはマスカットジュースだ!ぶどうのような軽い果実感。新酒しぼりたてだけあってガス感もしっかり楽しめる。果実感の甘みも十分あるが、飲み終わりに感じる瑞々しくシャープな味わいが流してくれる。もう十分「忘れがたい特徴」を出している良いお酒です。マスカットソーダと呼ぼう!やはり新酒は面白いなぁ♬

醸造元/常山酒造 合資会社
精米歩合/麹米50% 掛米60%
使用米/福井県産特別栽培米五百万石100%
アルコール度数/16〜17度
日本酒度/+3

商品名/常山 純米吟醸 槽場初詰 生

黒龍 純吟三十八号

福井の代表的な日本酒「黒龍」。その年の三十八番目の醪(もろみ)が搾られたお酒が秋の訪れとともに一番美味しくできる季節を迎えます。五百万石では無く、山田錦を使用し醸し出した季節限定出荷の秋上がり純米吟醸です。

限定酒だけあってかなりお値段はする。が、それだけの価値のがあるうまさ。穏やかな香りと言いたいが、けっこうな果実香。飲み口が芳醇というよりは上品で柔らかい旨味と甘味。のど越しのぐっとくる辛さが心地いい。ひやおろし感はあまり感じない、いいお酒に仕上がっている。*いや、ひやおろしのお酒にひやおろし感が無いというのは褒めてないって事になるのかぁ?!

純吟三十八号は38番目に醸造されたお酒なのは判るのですが、タンクが38個あるって事なのでしょうか?ちなみに黒龍は八十八号と言うお酒もあります。って88個もタンクは流石にないでしょう!八十八はお米の出来る日数を表しているのでしょうが、三十八号は38回目って意味だけなのか、38個目のタンクなのだろうか?どっちなのか気になる!!が、もちろん蔵元には問い合わせない!

 

醸造元/黒龍酒造 株式会社
精米歩合/麹米50% 掛米55%
使用米/山田錦100%
日本酒度/+3.5
酸度/1.2
アルコール度数/16度

商品名/黒龍 純吟三十八号

 

◆もち豚長なすたれ炒め

もち豚、長なすの素材の旨さはもちろんです。なんと言ってもたれ!です。このお手製甘辛ダレの美味いこと!レシピを聞いても、適当に配合しているので、覚えていないとの事。残念。

梵-BORN-けがれなき清浄

梵(ぼん)とはサンスクリット語で「けがれなき清浄」「真理をつく」と訳されている言葉です。それともう一つの読み方「BORN」誕生・創造も意味します。広島の内野手「梵英心-そよぎえいしん-」、草花類の「そよぎ」も関係ありません。

因みに、広島の「梵英心」選手は中国国籍でも韓国国籍でもなく、純粋な日本人だそうです。実家がお寺で「梵」という姓は、明治8年に発令した「平民名字必称義務令」(すべての国民に名字をを名乗る義務付け)によって偉いお坊さんが付けたそうです。広島にはたくさんある名前だそうです。おっと話が完全に反れた。

秋の味覚に合わせて飲むひや酒。

お店では管理のために冷蔵庫で管理されているため、冷酒として頂く。香りはひかえめ、飲み口は甘み、旨みは感じるが、芳醇さも控えめ、ノド越しは引き締まった味とキレがあります。2口目は少し口の中で転がしてみる←この表現でいいのかな?。滑らかでコクが出てくるのがわかる。飲み終わりに芳醇さが残るこのお酒は「ひや」か「燗」がおすすめ。ひやおろしは秋酒だけあって秋の味覚とよく合います。秋の夜長、脂ののった秋刀魚の塩焼きで一杯ってどうでしょうか?

梵(ぼん)を生み出す加藤吉平商店という酒造

福井県鯖江市と言えばメガネのフレーム造りで有名です。日本のシェアが90%あるらしい。後はソースカツ丼、ヨーロッパ軒のは美味しかったぁ。女の子の福井弁も可愛かったぁ。それはさておき、そんな場所にこの酒蔵はあり、「梵-BORN-」は生まれて来たのです。まさしくBORN-誕生-である。

昭和の初期にかけ北陸清酒鑑評会で4年連続でトップ受賞をします。その事が評価され、昭和3年、昭和天皇の即位の儀式で、地方の清酒としては初めて採用されることになる。その後も、政府主催の式典などに使用され、近年では、アメリカやカナダ政府主催の式典にも採用され、世界で活躍する日本酒へと至っています。もちろん受賞するお酒は上記のお酒ではなく、品評会用に作られた、純米大吟醸の「梵」です。火入れもされてます。中取りだったり、袋取りだったりの至れり尽くせりのものです。ラベルもゴールドラベルで、箱に入っております。オバマ大統領や、松井秀喜、イチローが贈答してもらえるようなお酒です。だれかプレゼントしてくれないかなぁ。

醸造元/株式会社 加藤吉平商店
精米歩合/55%
使用米/兵庫県特A産地区山田錦+福井産五百万石(割合は非公開)
アルコール度数/16度

商品名/梵-BORN- 純米吟醸 ひやおろし

*このお酒は精米歩合50%の純米大吟醸酒と精米歩合55%の純米吟醸酒とのブレンド酒です。

◆鶏のたれ焼き

ん?たれ焼きなのか?照り焼き?写真は撮ったが、料理名をメモするのを忘れた。もちろん美味しかったと言う記憶だけは残っている。写真から美味しさを感じとって下さい。よろしくお願いします。

越前桂月 毛利 特別純米酒 ひやおろし

このお酒、実は2度チャレンジしています。申し訳ないが、一度目はダメでした。少しひねた感じと言えばいいのか、ヨーグルトのような甘い酸味な感じというのでしょうか、苦手な味でした。においも酸っぱい感じのにおいです。ただ、2度目にチャレンジした時は肴も濃いものを食べていたせいか、最初の嫌な感じは無くなっていました。酸味は強く感じましたが、嫌な酸味では無くなっていました。体調がそうさせるのか、お酒自体が瓶内で成長したのか。不思議な体験。こうなるともう一度、最初の条件で飲んでみたくなります。来年チャレンジしてみよう。でもこのお酒を入れてくれないかも…。

醸造元/毛利酒造 合資会社
精米歩合/60%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/15度

 

で、その時頂いた肴は、

◆ごろいか焼き、お酒を旨くさせる憎いやつ。

イカをさばき、ごろ(肝・ワタ)、げそ、胴、耳、全部入れてお酒とお水と生ショウガで煮込んで出来上がり。もうちょっと何かしら工夫はされているとおもいますが、うまし。濃厚なワタが最高です。何杯でも飲めます。実際、2杯半は飲んでしまいました。上の「毛利」コイツとの相性はバッチグーでした。

早瀬浦 特別純米酒限定品 夜長月

ネーミングセンスが詩人。

だれが名付けたのだろう。早瀬浦はいいとして。「夜長月」←もともとある言葉なのですが、「よながつき」と読みます。

秋に差し掛かり徐々に夜が長くなり始める季節。

↑ 説明までいちいち詩人です。「長月」と同じ意味で旧暦の九月の意。それだけでなく、「ひと夏越え」←ひやおろしのことです。春に搾ったお酒を火入れしたものを外気温と同じなる時期、秋の初めに火入れせずに「ひや」で「卸す」ことです。たしかにひと夏を超えたお酒です。が、いちいちかっこええ言い方。ラベルもシックな色使いで大人の男の佇まいです。

口に含んだ時に甘い香り、コクもある。ただ、ノドもとを過ぎる時はかなりぴりっとしている辛口酒。全体的には辛口のイメージで終わる。これは好きな味だ。ひやおろし界のオアシスだ。長くなる夜、深まる晩秋にかけて、旬の食材とともに、月を愛でながら、じっくりと味わいたいものだ。←コピーパクった。

醸造元/三宅彦右衛門 有限会社
精米歩合/55%
使用米/美浜町新庄地区産山田錦100%
アルコール度数/16度

商品名/早瀬浦 特別純米酒 夜長月