立ち呑みワインVINTAGE 24

 飲み屋めぐりの日々。

*ここでは美味しいお酒を飲ませてくれるお店をおせっかいに紹介をして行こうと思います。

アイルランドのギネスの黒ビールが好きでいろいろなお店で飲んでいました。そのギネスに「キルケニー」という赤ビール(正確にはアイリッシュレッドエール)があり、以前このお店でサーバーのキルケニーを飲ませてもらえた。天満に寄る事があれば必ずと言って良いほど伺っていました。数年前に撤退されてしまわれて、僕も足が遠のきました。

ワインが嫌いなわけでは無く、よくわからないのです。「なんか美味しい感じ」とか「美味しいような気がする」って感想しか出来ないのです。赤に関しては苦手といってもいい。たまに飲めるものもあるのですが、覚えられないくらい名前が難しい。

それでもこのお店にふらっと入るのは「人」です。お店の可愛らしい女性と仕事終わりにやって来る旦那さんの器量の良さと屈託の無い笑顔が引きつけるのでしょうね。でもってお客さんも良い感じに気さくな方が多いですね。ワインのうんちくを語らず、世間話で盛り上がってるところがワインという敷居の高さを下げてくれているんだと思う。

ワインの味は説明できないので今回は写真と素人以下のおバカコメントでお楽しみください。

Asconi Exceptional Chardonnay
アスコニ エクセプショナル シャルドネ

シャルドネって聞いた事あるキーワードだ!あとはほとんどドラクエのパスワードだ。*いやドラクエに比べたらあまりにも簡単すぎるか!

◆鴨の燻製バルサミコ酢

インスタ映え!もちろんお箸で頂く。これが立ち呑みの気楽さです!

Pampas del Sur Torrontes
パンパス・デル・スール・トロンテス

お店の方が「柑橘系の味がする、ぶどうで出来ているのにね。フシギやね!」って言ってた。*これは呪文だ。ハリーポッターでハーマイオニーが言っていたような気がする。

◆いちじくバター

いやぁ、ワインとその肴は写真が映えるねぇ。

立ち呑みワインVINTAGE 24
JR環状線天満駅の北側の細い通り道を少し行った所にあります。*3本ほど細い道があるので迷いながら探してください。

これが昭和の茶碗蒸し。

 飲み屋めぐりの日々。

*ここでは美味しいお酒を飲ませてくれるお店をおせっかいに紹介をして行こうと思います。

ある日、茶碗蒸しの画像が送られてきた。
地団駄を踏んだ。くやしいー、先を越されたぁー。その間、お店で茶碗蒸しのメニューを見つけると頼んでいた。が、どれも満足できない。そして冬の寒い日にようやく訪れることが出来ました。

茶碗蒸しは時間がかかると思い、おでんで時間を潰そうとするが、「茶碗蒸しはすぐにお出しますか?」と言われ、訳がわからず「はい!」と応えると蒸し器から1秒で出てきた!そう言うことかぁ!そりゃそうだ!人気メニューだからつくりおいてあるのだ!ナイス!

これが探し求めていた「本当の茶碗蒸し」

もう絶品!うまし!これこそが昭和の茶碗蒸しだ!膝から崩れ落ちるような旨さ!絶妙なテュルテュル感。堅過ぎず、やわから過ぎず、良い塩梅なのですよ!

お代わりしたいっ!!

 

少し冷静になろう!おでんも美味しいです。おでんを盛った皿にからしは付いていません。練りがらしに割り箸の刺さった瓶をポンと置いてくれます。そこから好きなだけ自分で取って入れるシステムです。からしに刺さった割り箸がなんとも言えない場末で良い感じです。(*写真はちょっと見切れてます)

ブリの煮付けも甘辛くて家庭的な味付けで美味しいです。ご飯に汁をバァーってかけて食べたくなります。

まさしく「昭和飲み」の出来るお店です。

お酒は元は「金盃」だったのでしょうが、今は「福徳長の山廃仕込み」。でも燗用の瓶が可愛いのでこれからのこの容器で飲ませて下さい。

地酒はあるのかな?と聞いてみる。飲みきりサイズ(300ml)のものと冷蔵庫に2本あるよ!っと見せてくれる。じゃあこっち下さい!と頼んだのがこれ!

初しぼりです。ここでこんなに良いものが飲めるとは思わなかった。(←失礼)新酒らしく少しピチピチしています。フルーティーな香り(桃かな?)とお米の甘みもしますが、フレッシュな喉ごしに爽やかさが際立つ純米酒です。が、65%も精米したらもう吟醸酒でしょう!新酒なのでもう少し雑味が出るのかと思いましたが、半分以上無くなっていたので、良い感じにこなれたのでしょうね!

2017年7月22日に秋田県を襲った豪雨により出羽鶴の蔵が浸水被害に遭いました。未だかつてない浸水被害に復旧作業を進めています。早期の復興を願っております。*このお酒はたくさんの方々からのボランティア活動をうけて29BYの仕込みに入ることができたお酒です。がんばれ出羽鶴酒造さん。飲みますよー♬

製造者/出羽鶴酒造 株式会社
精米歩合/65%
使用米/酒造好適米ぎんさん100%
アルコール度数/16度
日本酒度/+2

商品名/出羽鶴 新米初しぼり 純米新酒 一番仕込み生原酒

 

忘れてはいけないのが、お父さんの笑顔と接客力!一見さんにも分け隔てなく気さくに話してくれます。一人で来ても常連さん扱いしてくれます。もちろんお母さんも良い感じにちょこちょこ動き回っています。ほっこりできます。

このお二人がこの店を良い感じに引き立ててくれているのかな。

松浦商店(松浦酒店)
駅で言えば南森町かな?駅から結構離れているので見つけにくいですよ!心折れないで頑張って探してね!幸せな時間が待ってますよ!

アイラモルト専門店 BAR月光

 飲み屋めぐりの日々。

*ここでは美味しいお酒を飲ませてくれるお店をおせっかいに紹介をして行こうと思います。

近くにあるよく行く立ち飲み屋さんのマスターに、すぐそこにバーがあるよ!なんでもアイリッシュバーらしい。と教えてもらう。毎日、帰りに通る道なのにまったく気がつかなかった。何を隠そう、アイルランド音楽好きなのです。好きなアーティストを少しあげておくと、チーフタンズ、バン・モリソン、ウォーターボーイズ、ロック系で言うとポーグス、メアリー・ブラック、コアーズ、エンヤなんかは流行りましたね。シンニード・オコナー(最近はシネイド・オコナーってカタカナ書きです)、そして我らがアイドル、シャロン・シャノン。まあ一応、U2も入れておきます。(←初期はブリティッシュロック扱いをされている、白い旗振っていたのに)

余計な話にお付き合いありがとうございます。要するにアイリッシュ音楽が好きって事です。それならば行かなくてはなりません。なぜ見落としていたのだろう。お店の前までたどり着く。店の名前は「BAR月光」。下弦の月の左下にトカゲがいる。いや夜に活動しているからヤモリかな?なんだろう?

(*再訪した際になぜヤモリなのか伺いました。ヤモリを英語でゲッコー(GECKO)と言うらしい。それに漢字を当てはめて「月光」なのだそうだ。因みに「ゲッコーゲッコー」という鳴き声から名前がゲッコーになったという話。更におまけですが、日本人がヤモリの鳴き声を聞いたら「ケケケ」とか「キュキュ」と聞こえるはずです。いわゆる、にわとりの鳴き声が「コケコッコー」なのかクックドゥードゥルドゥー」のようなもんです。)

黒を基調にアイルランドカラーの緑。ん?なんか緑色がティファニーっぽい。もっと真緑なのに。それではお店にお邪魔しましょう。覗いたところ、お客さんは1人だけ。気兼ねなく入れそうです。

ドアを開けると同時に「ピート臭」が鼻孔に広がる。あぁ土曜日の保健室を思い起こす。

もうそろそろお気づきでしょうか?そうです。「アイリッシュバーちゃうやぁーん!!アイラバーやん」国も違う、スコットランドやし。ライバル国やし。アイリッシュのウイスキーはピート臭ないしー。もー、マスター。

さて、マスターの勘違いはどうでもいいとして…。何を隠そう「アイラモルツ」も大好きなのである。お酒だけで言えば、こっちの方が好きと言って良いでしょう。女性のバーテンダーさんです。気さくで話しやすそうな方です。良かった♬

せっかくだから普段飲まないものを頂く。「アードベッグ アン・オー」。意味はアイラ島の最南端にあるオー岬から名付けられているそう。タイムリーな事にこのお酒は2017年10月4日に新発売されたものらしい。今日は10月11日、知らない間に新商品を飲んでいた。スモーキーだけどマイルド。46.6度のアルコール度数を感じさせない甘みを感じる。深く味わえばもっと複雑な味がわかるのでしょうが、そこまで舌は肥えていない。シロート舌であるため、単純なコメントしか出来ない。「やわらかい土曜日の保健室」とでも言っておこう。

蒸留所/アードベッグ蒸留所
地域/アイラ島南岸
熟成年数/10年
アルコール度数/46.6度
冷却濾過/ノンチルフィルタード

商品名/アードベッグ アン・オー

このコースターほしい。

 

キッコーマン」と読んでしまいそうですが、「キルホーマン マキヤーベイ」。2005年にアイラ島に出来たキルホーマン蒸留所の「マキヤーベイ」。*マキヤーベイは蒸留所からすぐ近くのアイラ島で最も美しいと言われるビーチで、有名なスポットだそうです。

強いピートスモークものを!とお願いしたが、同時に甘いバニラっぽいが香りが和らげている。複雑な香りを楽しみたい人はおすすめ。味もバニラっぽさと果実酒感もある。意外とスッキリ飲めてしまう。

蒸留所/キルホーマン蒸留所
地域/アイラ島西岸
熟成年数/3〜5年
アルコール度数/46度
冷却濾過/ノンチルフィルタード

商品名/キルホーマン マキヤーベイ

 

「ウイリアム・ケイデンヘッド アイラ7年」初めて見るお酒。でも歴史はあるようです。香りはヘビーピーテッド(←ちょっといちびって使ってみた!)訳すと「重力保健室」って事か。ただやはり他の香りが相まって優しく感じる。ただ、アルコール度数はやってきます。57.8度は五臓六腑にボディーブローです。

蒸留所/ウイリアム・ケイデンヘッド蒸留所
地域/アイラ島南部
熟成年数/7年
アルコール度数/57.8度

商品名/ウイリアム・ケイデンヘッド アイラ7年

 

封印されたアードベッグ。間違ってこの鎖が解かれると天変地異に何かたいへんな事が起こるのかっ?!

「ヘンプ・スパローウィリアムソン2010」を最後に頂く。麻雀パイのジャケットだ。なぜ「索子-ソウズ-」?他にも「筒子-ピンズ-」や「萬子-マンズ-」もあるようです。64.9度という圧倒的なアルコール度数ですが、もう体がアルコールに慣れてしまったせいか、麻痺しているのか、あまり度数を感じなかった。柑橘系の甘みが先行しているせいかスッキリ飲めてしまう。ヤバいやつか?!いや自分がヤバくなっているのだろう。

*蒸留所の情報を調べようとしたがわからなかった。発売元はウィスク・イーという東京の会社のようですが、調べきれなかった。また、お店に行って聞いてみよう。

蒸留所/非公開(とされているがどうやらラガヴーリン蒸留所らしい)
熟成年数/6年
アルコール度数/64.9度

商品名/ヘンプ・スパロー ウィリアムソン 2010

 

楽しかったです。バーテンダーの女性がうまく切り盛りしています。話し下手でも、うまく話を引き出してくれそう。寡黙に飲みたい人は寡黙オーラを出せば、放っておいてくれるような感じ。その辺はまた伺って感じてみたいと思います。

このお店で使った金額?美味しいものを頂くのに金額を聞くのは野暮ってもんですよ。

BAR 月光 GECKO
大阪市北区黒崎5−13
営業時間 20:00〜26:00
月曜定休

2017.10.11 BAR月光にて

玉造にお気に入りの酒肆

 飲み屋めぐりの日々。

*ここでは美味しいお酒を飲ませてくれるお店をおせっかいに紹介をして行こうと思います。

この店に来させて頂くようになって何年経ったのでしょうか。5年くらい前から行き始めたと思う。もちろん美味しい日本酒が揃っているのがオモテの看板で判ったからです。焼酎やチューハイ、ワイン&洋酒等もありますが、ここはやっぱり日本酒のお店でしょう。

最初の頃は気に入った銘柄を指名して飲ませてもらっていました。最近はなんかください!って頼み方になっている。任せられるのだ。周年には必ずイベントをされています。そういえば、初めてうかがったのが3月の中旬で、その3日後に周年イベントに行ったのが思い出です。何の関わりも無く、誰も知らないところに飛び込んで、踊らされたり、歌わされたりと全くついて行けず、あたふたしたのを思い出します。

書き忘れてましたが、こちらの店主は女性です。とても明るく気さくです。(大きな声で言えませんが美人さんです♫)身を委ねられます。ゆるくて優しい時間が流れています。もちろん常連さんが揃えばワイワイガヤガヤしますが、時間はやっぱりゆっくり流れている。たまに「〇〇さんっ」(〇の中は僕の名前です)と大きな声を掛けられハッとする。ちょっと目を閉じただけなのに周りの客が入れ変わっている!!時間を瞬間移動したようだ。

さて、時間を瞬間移動できるようになる前まで戻します。(笑)
「まずはビールから」の精神にのっとり、まずはビールをたのむ。エビスビール。写真はもう2口くらいのんでしまってます。我慢できませんでした。突き出しにざる豆腐に花鰹のせ。塩で頂く。大豆の濃厚な味ともっちりした食感が楽しめる。この時点で日本酒がほしくなるが、我慢。

七本槍 純米 無有-ムウ- 火入れ 2015年

七本槍のひやおろしです。絵が入っているラベルは珍しいなぁと思っていたら、去年も同じラベルのもを飲んでいるそうです。記憶って曖昧です。「無有-ムウ-」とはまた哲学的なタイトルですね。これは農薬をくす事により、農家と酒蔵双方に思いのる、新たな価値るモノが生まれた。そんな気持ちを込めて名付けました。←との事です。

これをひやおろしと呼ぶのは有りなのかなぁ。2015年って事は熟成期間が1年半以上は有るってこと。古酒では無いのかなぁ?などと思いながらお毒味♬。さすがに濃厚、濃醇。舌触りはとろみを感じるくらいまろやか。酸味もかなりある。がしばらく転がしていると米の甘みが香ってきます。アルコール度数15度とは思えない力強いお酒です。ちょっと味の濃いものを合わせたくなる。

製造者/富田酒造 有限会社
精米歩合/60%
使用米/滋賀県産玉栄100%
アルコール度数/15度

商品名/七本槍 純米 無有-ムウ- 火入れ 2015年

 

◆小松菜と油揚げの煮びたし

あぶらもんが食べたかったが、なぜか「煮びたし」。でも油揚げはあぶらもんでしょう。うん。少し甘い味付け。小松菜がシャキシャキしていてうまし◎。

◆サバ塩焼き

これは確実に七本槍に合う。いや実際にピッタリ。サバの脂がお酒の酸味をうま味に変えてくれる。サバは塩焼きでも煮付けでも何に料理しても美味しいね。でもいつか高知の清水サバを刺身で頂きながら一献といきたいですね。

あれ?ビール1杯と日本酒1杯で終わり?とお思いでしょう。実はこの合間にいろいろ飲んでいたのですが、写真をとって無かったのです。楽しく飲んでいるとそういう事も有るでしょう?!まさしく「無有」です。お後がよろしいようで!デンデンッ。

2017.10.9

日本酒の店 はなきん

 飲み屋めぐりの日々。

*ここでは美味しいお酒を飲ませてくれるお店をおせっかいに紹介をして行こうと思います。

花の金曜日はハイハイタウンの「はなきん」で感謝の日本酒。

果たして「はなきん」という言葉は今、通じるのでしょうか?と言うことで花の日曜日に行ってきました。ここは日本酒が感謝価格(サンキュー→39)390円で頂けます。いろんな種類をたくさん飲めます。

常時20種類のお酒は置いている、差し替え式のお酒リスト。お店の人に聞かなくても一目で判るようになっている。もちろんここ以外にも冷蔵庫に限定酒なんかも置いているようです。大将に言えば変わったモノを出してくれるかも!!

朝引きの鶏刺しセットを頂こう。

「本日は市場が閉まっているのでご用意出来ません。」
がーん!残念。市場が閉まっていては朝引き出来ないしね…。日祝に行かれる方は要注意です。土曜日なら何とかありそうなので、今度は土曜日に行ってみよう。仕方が無いので鶏スモークを頂こう。燻製感は少々。でも鶏が柔らかくジューシーさも残っています。これだけで2杯は飲めそうです。

豊能梅-とよのうめ- 純米吟醸 G×A 2016

なかなかスタイリッシュなラベルです。お味の感想を、まずは香り、ほんの少しの果実香。飲み口はコクをあまり感じない。丸みのあるやさしい甘みと旨み。ノド越しはキリッとシャープなイメージ。スッキリ頂けました。*写真を撮り忘れたので下の写真でご勘弁を。

*G×Aとは…高知の酒米「吟の夢」と高知酵母「AC95」との組み合わせをかっこよく表記したものです。「吟の夢×AC95」ってことですね。

醸造元/高木酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/吟の夢100%
アルコール度数/16〜17度

商品名/豊能海 純米吟醸 G×A 2016

 

秀一 スカーレット 純米吟醸 2016

2杯目は中沢酒造の「赤いやつ」です。ひやおろしなのかな?瓶詰めはH29.8となっている。2016年のお米で造ったお酒なので2017年に完成しても2016と表記される。ややこしい、未だに慣れない。

お味はやはり「ひやおろし」でした。飲み口に甘みはない。芳醇さも抑えられ、酸味もあるが、辛さがそれを上回る。ノド越しにキレを味わえます。

さて、このラベルの色と文字を見て気づかれた方はおられるでしょうか?そう、「赤い秀一」。機動戦士ガンダムの「赤い彗星のシャア」ことシャア・アズナブルの声を担当された、池田秀一さんの名を冠にしたお酒。中澤酒造の「一博」と池田秀一さんとのコラボ作品である。逸話として池田さんはこのコラボで1円も利益を取っていないそうです。ボランティアで名前を貸しているそうです。やるなシャア!

それを知って、改めて味わうと通常の3倍は美味しくなる?!

醸造元/中澤酒造 有限会社
精米歩合/55%
使用米/滋賀県産山田錦100%(酒米生産者/呑百笑の会)
アルコール度数/16〜17度

商品名/秀一 スカーレット 純米吟醸 2016 火入れ

◆わかさぎ佃煮

煮崩れもなくしっかり煮込まれている。手間がかかっている。これはお酒がすすんでしまう危険なやつだ。「秀一」辛口酒なのでぴったりだ。

ところで「佃煮」と「甘露煮」の違いを知っていますか?

いつもは年配の大将がおられるのに今日は若いお兄ちゃん。でもしっかりと店を切り盛りしている。もう彼に任せたのかなぁ?横にいた常連さんっぽい人がうっとうしいぐらい、ずぅーと話しかけていた。それにも愛想良く笑顔で対応しながら他の人の注文も聞き、料理もテキパキとこなしていた。さすがでした。客商売のプロを見た。

いつも週末の早い時間に伺わせて頂いているので、空いているのですが、6時をまわった頃から賑わい始めます。

 

日本酒の店 はなきん
大阪市天王寺区上本町6−3−31ハイハイタウンB1F
平日ランチ  11:00〜14:00
平日ディナー 16:30〜22:30
土 日 祝  12:00〜23:00
年中無休

2017.10.8 はなきんにて

櫛羅-くじら-

 飲み屋めぐりの日々。

*ここでは美味しいお酒を飲ませてくれるお店をおせっかいに紹介をして行こうと思います。

立ち飲みのクオリティを超えた立ち飲み屋さん

ウラ難波と呼ばれるエリアで、外まで客が溢れる人気店。しかも今日は週末。なのに客がちらほらしかいない。それもそのはず、まだ2時半だ。人気店は昼のみに限る。

一件目なので「まずはビールから」の精神にのっとり、頼む。このお店のシステムとして一品の付き出しを数種類あるおばんざいの中から選べる。「ナスの煮浸し」と「ぬた和え」を選ぶ。そして本格的にメニューを見てみるとなんと「カワハギの肝添え」がある。失敗だ。こんな事なら、ビールじゃ無く最初から日本酒にするべきだった。後悔。「〆トロ鯖のきずし」を見つける。これも日本酒だぁ。なんとかビールに合う肴をと…。「ホルモン揚げ」を頼む。うん。これこそビールのお供だ。そして待つ。

が、「カワハギの肝添え」が到着。次に「〆トロ鯖のきずし」。それもそのはず、刺身と揚げもんでは圧倒的に刺身の方が早く出来てしまう。計算ミスだ。いや計算自体をしていない。なかなか「ホルモン揚げ」が揚がらない。仕方が無いので、突き出しでビールを進める。早く来ないと突き出しだけでビールが終わってしまうぞー!

キターーー「ホルモン揚げ」参上。
見た目はイカツイが、衣サクサク、中ジュ、ジュワーだ。ホルモンだけで無く衣にも味付けがなされている。これはビールがすすむ君だ。

◆篠峯 もろみ 純米吟醸生酒

「もろみ」ってあのもろみ?大将に確認すると瓶を持ってきてくれて、底に沈殿している部分をもろみと表現しているらしい。いわゆる「活性にごり」ということだ。ただし1本買いしないといけない。もちろん「買い」です。350mlくらいなので問題なし。瓶には爆発注意の文字。大将が「開ける前によーく振って一気に開けて!」と爆弾発言。「全部飛んでまうやん!」と言うと「そしたら、もう一本買うてもらえるやん!」とお茶目な発言。

で、おそるおそる開けるが、期待外れに「しゅっ」と開く。更に指導が入る。「最初は混ぜずに上積み部分だけを楽しんで!」と。上澄み部分はほんのり甘く、もちろんガスはしっかり感じます。次にオリ部分と混ぜて飲む。お味はシュワシュワでジューシー。もうサイダーだ。でも甘みの中にドライと表現すればいいのでしょうか?を感じる。シャープな飲み口でぐいぐい行ける。でも気をつけなはれっ!17度のアルコール度数があるのだ。

商品名/篠峯 もろみ 純米吟醸生酒
精米歩合/50%
使用米/国産米
アルコール度数/17度

ようやくメインイベント。待たせて悪かった「カワハギ&肝」。

肝を身にのせて頂く。ここで大将から食べ方のご指導を頂く。「肝を醤油にとかずに食べてねっ!」との事。うまし!満足。寒くなったら肝ももっと甘くなり、身も脂がのってさらに美味しくなるのでしょうね。やって来い、冬!


↑手前のカワハギの身がズレているのは、我慢できずに箸でつまんだが堪えて戻したためです。

◆篠峯 雄町 純米吟醸 秋色生酒 中取り生原酒
◆篠峯 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒 秋あがり

同じ雄町でどちらもひやおろし製法。これは飲み比べせずにはいられない。
秋あがりの方はお酒に気泡があり、口の中でぴちぴちしたガス感を楽しめます。
中取り生原酒は少し香り、芳醇なコクと旨みと酸味でなかなかキレたお酒でした。個人的にはぴちぴちが好き♥

醸造元/千代酒造 株式会社

商品名/篠峯 雄町 純米吟醸 ー秋色生酒 中取り生原酒ー
精米歩合/60%
使用米/赤磐産雄町全量使用
アルコール度数/16度

商品名/篠峯 雄町 純米吟醸 ー無濾過生原酒 秋あがりー
精米歩合/60%
使用米/赤磐産雄町全量使用
アルコール度数/15度

◆〆トロ鯖のきずし

写真を見て頂くと分かると思いますが、〆方が絶妙。漬かり過ぎず、半なま感で脂ものって、めちゃめちゃうまし。

◆亀の手

「亀の手」があったので頼んだ。めずらしいもんをおいてくれる。さすが櫛羅さんだ。磯の香りと塩加減がばっちしです。身を取り出す時、中の水がぴゅっと飛ぶ。飛ばない身のむき方をご指導して頂きましたが、やっぱり飛びます。まぁそれも亀の手を食べる時のご愛敬♬ 通称ガメラの手

2017.10. 櫛羅さんにて