南方熊楠、恐るるに足らず!

日本酒度+15のパワーを見せてみろ!ふふふ、どうした南方っ!その程度なのか!あの爆発的な日本酒度はどうしたのだ!お前ならやってくれると思っていたのに!残念だ!旨いじゃないか!ただただ、旨いだけじゃないか!期待はずれにも程があるぞ!米の旨味もしっかり出てるし、絞りたてらしいプチプチ感もある。確かに辛口だ!他の辛口に比べればダントツに淡麗で辛口ではあるぞ。喉越しに来るキレもキレッキレなのは認めよう!だが、その壁を越えてみろ!白くてはだめだっ!真っ赤に燃え上がるメタモルフォーゼで真の力を見せてくれーっ!ゴォォォォーコスモォー!

醸造元/株式会社 世界一統
精米歩合/60%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/18度
日本酒度/+15.0
酸度/1.7

商品名/南方 超辛口純米酒 無濾過生原酒

 

◆茶碗蒸し

茶碗蒸しラーの自分としては食べておかないといけない。端っこが固まってますが、そこ以外はトゥルトゥルで良い感じです。器はお酒の片口っぽいですが、味は王道の味付けです。三つ葉が良いアクセントになっています。鶏肉、椎茸、かまぼこ、百合根と定番の具もちゃんと入っています。あとゆずがちょこっと乗っていれば完璧だったのになぁ。定番と言っていますが、地方によって具も変わってくるんでしょうね!栗の甘露煮を入れるところがあるとか!!

南方熊楠、恐るべし!

かつてあったであろうか、うまさを求めないお酒があることを。もう、挑戦としか言えない。怖いもの見たさのような日本酒です。そう、辛さを求めたお酒なのです。

味は説明できないです!とにかく喉が持って行かれます。喉ごせないです。「クゥーッ」じゃなくて「カァーーーッ」です。キレッキレのお酒。きっと味わいがあったのでしょうが、申し訳ない。見つけられませんでした。少し常温までおいて呑んでみた方が旨みが出てきたのかもしれません。今、思い出しながら書いていますが、なんかもう一度飲みたくなっています。見つけたら是非、チャレンジしてみてください。癖になるかも!!

+22.5という日本酒度と20度というアルコール度数のダブルパンチ

それもそのはず、大辛と超辛とかの表記を見たことはありますが、【極辛】は初めて。文字だけならいくらでも書けますが、この「南方」は文字通り極めてます。「+22.5」という辛口度を示す表記に隠れて、アルコール度数も「20度」あります。こっちの方が危険です。辛さにやられている間に、足腰もやられてしまいますよ!気をつけなはれやー!

注)南方にもいろんな種類のお酒がありますので、念のため。

南方熊楠(みなかたくまぐす)についてはネットで調べてみて!なんかすごい人ですからね!和歌山に旅行することがあればぜひ「南方熊楠記念館」へ足を運んでみてくださいね!

醸造元/株式会社 世界一統
精米歩合/60%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/20度

商品名/南方-みなかた- 極辛純米 無濾過生原酒

◆枝豆と水なすのブルーチーズアンチョビ和え

アンチョビの塩加減が効いていてお酒の肴にぴったり。この組み合わせの発想の妙がすばらしい。見た目はいまいちですが…。