ズッキーニのトマトチーズ焼きと酔鯨

◆ズッキーニのトマトチーズ焼き

サラダのように見えますが、しっかりとした温料理。ズッキーニを鉄板で焼いて、その上のトマトとチーズをバーナーで焦がすことで濃厚なイタリアン料理に仕上がっています。ただ素材が野菜なのでサッパリと頂けます。。立ち飲みでは見かけない手の込んだ料理です。

イタリアンを日本酒で頂く。

一見、ミスマッチですが、実は日本酒は白ワインに合う料理はたいてい合わせられるのです。どちらも醸造酒で、お米で造るのが日本酒で、ブドウで造るものがワインなのです。兄弟と言えなくもないわけです。そのことはまた別のページでお話させていただくとして…。

特別純米酒 酔鯨-すいげい- オレンジラベル?

食事に合わせるために造られたお酒と言っても過言ではないでしょう。お店で飲むお酒と言うより、家飲み用のふつう酒。今回は冷えたものを飲ませて頂いたが、ひやかぬる燗で飲んでも美味しいお酒です。←と酒造会社も言っておられます。香りは控えめ、酸味はかなりある。高知のお酒!って感じのしっかりしたキレがある辛口純米酒ですね。お米の表記が無いのですが、たぶん地元のお米「アキツホ」じゃないかなぁと思っています。違ったらごめんなさい。

酔鯨の特別純米酒のラベルがたくさんある疑問。

実は四国のお酒好きで酔鯨もその一つ。たまたま左下の鯨の絵のあるものを飲んだことがあり、今回オレンジラベルの同じ特別純米酒というのを飲ませていただきました。仕様がどのお酒もおなじなのでラベルの違いが何を表しているのか分からないままです。不思議。ご存じの方、ご一報お願いします。

製造者/酔鯨酒造 株式会社
精米歩合/55%
使用米/たぶんアキツホ
アルコール度数/15度

商品名/酔鯨 特別純米酒

 

114

Barである。

少し前からBarで飲めるようになった。まず、Barに行くことがなかったのは敷居が高かったからで、「おまえが来るところじゃないんだよ!」と言われてる気がして入れませんでした。お酒の知識もなければ、美味しいとも思わなかったのでね。で、お店に入ってもビールしか飲めない。敗北感を感じた。

ある時、姉と飲んでいて「114」を姉が頼んだ。若い頃よく飲んだとのことで…。1口もらったが、がぁーーーってなった。だが、がぁーーーってなったことでこのお酒はがぁーーーってお酒なのだと認識できた。しかも名前が「114」と簡単である。これでひとつBarで戦うための武器が出来た。そして戦う時が来た。「何にいたしましょうか?」「114で」「すみません、うちでは置いてないんです」「・・・・・・」

あぁーーーっ!いきなり武器が使えなくなったぁーー!!(どうする?どうするの?逃げるか!?いや、まだ武器は残っているぞ)「それじゃオレンジ色の方はありますか?」「それならございます。」

戦えました。なんとか。そして味は全く分からなかった。
「114からしたら物足りないかもしれませんが…」
「うん、そうですね」
いや全く分からなかった。度数がきついだけだった。

それから武器はすこしずつ増えていき、勝つことは出来ないまでも負けることは無くなった。そして今では最高の武器を手に入れているので、もはや戦うことをしなくても済む。それは…

「よくわからないので、何かおすすめをください。」

↑どう?!完璧な武器でしょう!!究極奥義でしょ!!無敵でしょう!!!

バーボンウイスキー/オールドグランダッド 114

アルコール度数:57%
1796年誕生の本格派バーボン。アメリカはケンタッキーの生まれ。マイルドでスムースな飲み口、深い香りと味わいで、バーボン通の人々に愛されています。←だそうです。

個人的感想として、柔らかい口当たりですが、57度は伊達じゃない。麦の甘くて香ばしい香りが口の中に広がり、鼻へ抜けていきます。すぐにチェイサー用の炭酸を飲んで和らげます。和らぎます。ホッ

バーボンに慣れてない方は少し水で割るか、「オレンジ色の方」をお勧めします。ただ「114」の香りは芳醇で癖になります。ロックを頼み、最初の30分くらいはグラスを回しながら、香りだけを楽しみ、氷で薄まったところをくぅーっていく飲み方もあるよ♪

松の司と肴

夏酒の季節ですね。
やっぱりフレッシュなお酒はおいしいし、肴もうまくなります。もちろん松の司も非常にフレッシュ。口開けの時の「ポンッ!」って音がいい。フルーティなのは松の司らしいですが、スッとのど元を通る透明感のある味わい。後味の余韻を楽しみながらもすぐにスッキリ感がやってきます。どこにも記載されていませんが、「あらばしり」か「うすにごり」のように発泡感を感じます。

製造者/松瀬酒造 株式会社
精米歩合/55%
使用米/滋賀県竜王町産山田錦100%使用
アルコール度数/16〜17度

商品名/松の司 純米吟醸・選別

 

肴もすすみます。

◆天然ひらまさ葉わさびソース

ブリより断然ひらまさ。油っぽくなくさっぱり食べれます。食感もけっこう弾力ありましたよ。と、葉わさび。これが食欲を増幅させてくれます。まぁ、葉わさびだけでもお酒が進むんですけど…。

◆たことみょうがと新しょうがの辛子酢みそ

またこのたこがやわらかいこと。それでいて弾力もしっかりある。「もうさっぱりのオンパレードやぁー!」

 

「BY」って何?

ちょっと気になったので…。
日本酒のラベルを見ていると「H28BY」とありますが、なぜか一年前の表記になってますよね!?これは「H28」はもちろん「平成28年度」の意味で、「BY」は「Brewery Year」つまり「酒造年度(醸造年度とも言われています)」のことで、7月1日から翌6月30日に造られたお酒と言うことだそうです。で、製造年月が17.7月になっていますが、これはこの月に「瓶詰め」されたということであって、この日に出来たお酒ではないのです。ややこしいですねぇ。

本来、日本酒が出来るまでにかかる日数はひと月前後。もし7月1日に仕込み始めて、製造年月日が7月ならまるまる一年かけているということで、熟成酒あるいは古酒と呼ばれる濃厚で芳醇なお酒になっているはずですが、この松の司はフレッシュなお酒です。なので、仕込み始めたのは4月か5月くらいなのかもしれませんね。またどこかで詳しく調べて書いてみたいです。

「選別」と言う文字を発見!

お別れに何かはなむけの言葉を!………それは「餞別」。どうでも良いですね。

日本酒でいうところの「選別」は酒屋さんが自分のお店で卸すためだけに蔵元さんにお酒を発注することです。「PB酒」プライベートブランド酒とも言われています。だからラベルに蔵元さんはもちろん、酒屋さんの名前もシールでは無く印刷で刷り込まれています。ここでは「酒のやまもと」のオリジナルPB酒ということになります。ここも結構いいお酒をラインナップしています。時々、買わせていただいております。

長珍 純米60 新聞紙シリーズ

瓶詰めされた時の時事ネタがわかる日本酒

場合によっては囲碁の対戦表の時もある。もちろん愛知の新聞、中日新聞を使用。今のところ、それ以外を見たことが無い。広告欄のついた新聞で包まれたものもあるのでしょう。もしその広告が、他のお酒メーカーの広告だったらどうなるのでしょう?やっぱり返品?カラー頁のものもあるのかなぁ。酒屋で並べて置いてあったら見てみよう。*やっぱり「山中酒の店」ぐらいに行かないとないんでしょうね。

そもそも愛知で「新聞紙」と言えば「義侠-ぎきょう-」(山忠本家酒造)だったのですが、最近は長珍さんがお株を奪う勢いですね。まあ義侠の場合は普通に保護のために新聞紙で包んでいるだけで、取ると瓶に貼った義侠のラベルが出てきます。一方、長珍は新聞紙をはがすと素の瓶で、ラベルはありません。新聞紙の上から貼ったものがラベルなのです。演出目的込みのラベルって事です。成功ですね。長珍酒造さん。

うだうだ話しましたが、頂くことにしましょう。

長珍のイメージとしてあるものは、とにかく「芳醇そして濃厚」。今回はそのイメージを覆してくれるのでしょうか?……うう〜ん…「芳醇にして濃厚!!」。裏切らない!!口に含むとお米の旨みとコクがとろ〜りと押し寄せてきます。そしてノド越しにどどーんと酸味がやってきて過ぎて行きます。なかなかキレたお酒です。何か味の濃い肴を食べたくなる。【天然ひらまさ葉わさびソース】の葉わさび部分を頂く、辛さには辛さで対抗だ。

黒い三連星 純米吟醸

三人の若い蔵人を中心に新たに作られた作戦。その名も「ジェットストリームアタック」。もちろんガイア、マッシュ、オルテガの三人によって醸されたお酒である。残念ながらアムロによってやられてしまうが、この作戦は、永遠に語り継がれることであろう。ありがとう。

オルテガ、マッシュ、ジェットストリームアタックだ!

 

さぁて、お味の方は…
さわやかな香りで鼻こうをくすぐります。無濾過生原酒らしい甘みと酸味のバランスがすばらしい、フレッシュさに旨みを感じます。いわゆるフルーティーでジューシーでオイシーの三位一体攻撃です。口に残る酸味を肴で調和をとるのもいいでしょうね。食中酒にぴったりです。

そろそろ連邦軍も新酒のMSを開発しないと一方的にやられてしまうぞ。

製造者/美冨久酒造株式会社
精米歩合/55%
使用米/滋賀渡船六号100%
アルコール度数/17度

商品名/三連星 無濾過生原酒 純米吟醸 滋賀渡船六号

◆あげ漬け焼 肉みそ辛味大根のせ

甘いおあげさんを焼いたものの上に甘辛く炊いた肉みそ、その上から対照的な辛味大根と更に大葉、ミョウガ、カイワレの三薬味。上だけ食べるも良し、下だけ食べるも良し、併せて食べるも良し!まさに三位一体。

純青 愛山

夏の夜、天の川(ギャラクシー)を望みながら一献。
おりがらみの薄く白濁した様を天の川に見立て、プチプチシュワシュワした微発泡を銀河の星々に例えた、見事なネーミングとラベル。

生酛の香りはさほどせず、それでいて渋みと酸味は十分活かされている。さらに甘酸っぱいさがあるのに驚き。生酛と夏酒のハーモニー。いいとこ取りをしています。ちびちび飲むと言うより、ごくごくいけるジューシーさ。肴はなくても楽しめますが、あえて「伊勢赤鶏とセロリと辛味大根ごまだれ和え」を頂きました。

製造者/富久錦 株式会社
精米歩合/60%
使用米/愛山全量使用
アルコール度数/16度商品名/純青 愛山 生酛純米吟醸おりがらみ生

ちょっと食べちゃいましたが…。

◆伊勢赤鶏とセロリと辛味大根ごまだれ和え

セロリとう少し癖のある野菜と辛味大根の辛さの対決と言っても過言ではない。が、残念ながら辛味大根はごまだれに和えられて辛味が少しマイルドに。それに引き替えセロリの圧倒的存在感。シャキシャキした食感も残っており、癖になる組み合わせ。

ちょっとおまち!

記憶の片隅を探り出そうとしています。
本来なら、お酒を飲んだ時に、ちょっとした出来事と一緒にお酒の味を簡単にメモしておくのですが、初めて行くお店や雰囲気重視で飲む時は、ただお酒を楽しむだけにしています。

完全に味を忘れているので、ちょっとネットのチカラを借りようと調べていると別の疑問にぶつかりました。どうも数値が違うのです。
日本酒度が+2.0や+11.0とかもあるのでまるで違うお酒なのでは?と疑問が膨らみます。蔵元の高橋酒造店のHPをのぞいてみるとたしかに「雄町純米」と「雄町純米辛口」の2種類を出荷しているとあるので、少しナットク。それではその二つのお酒の違いはどこで見分ければいいのだろうか?
もしかしたらラベルの上に貼ってる「生酒」のシール?!と思いネットで調べているとシールのあるもので+11.0がありました。しかしこのお酒は+1.0なのでそこではないようです。

もしかしたら年度の問題なのか?
今年は日本酒度+2.0で、HPで見つけたお酒は2014年度のものでしたし、これは+1.0なので今年のものではないのかもしれない…。まぁ結局解決してないのですが、そういう事にしておくかっ!そうしよう!!

製造者/合資会社 高橋酒造店
容量/1,800ml
精米歩合/58%
使用米/岡山県産 雄町100%
アルコール度数/15.5度

商品名/東北泉 雄町純米 ちょっとおまち

◆お総菜ちょこっと盛り(きんぴら風?・カブの漬物・うざく)

“ぼっち”飲みにはこういうメニューがあるとうれしいねぇ。

南方熊楠、恐るべし!

かつてあったであろうか、うまさを求めないお酒があることを。もう、挑戦としか言えない。怖いもの見たさのような日本酒です。そう、辛さを求めたお酒なのです。

味は説明できないです!とにかく喉が持って行かれます。喉ごせないです。「クゥーッ」じゃなくて「カァーーーッ」です。キレッキレのお酒。きっと味わいがあったのでしょうが、申し訳ない。見つけられませんでした。少し常温までおいて呑んでみた方が旨みが出てきたのかもしれません。今、思い出しながら書いていますが、なんかもう一度飲みたくなっています。見つけたら是非、チャレンジしてみてください。癖になるかも!!

+22.5という日本酒度と20度というアルコール度数のダブルパンチ

それもそのはず、大辛と超辛とかの表記を見たことはありますが、【極辛】は初めて。文字だけならいくらでも書けますが、この「南方」は文字通り極めてます。「+22.5」という辛口度を示す表記に隠れて、アルコール度数も「20度」あります。こっちの方が危険です。辛さにやられている間に、足腰もやられてしまいますよ!気をつけなはれやー!

注)南方にもいろんな種類のお酒がありますので、念のため。

南方熊楠(みなかたくまぐす)についてはネットで調べてみて!なんかすごい人ですからね!和歌山に旅行することがあればぜひ「南方熊楠記念館」へ足を運んでみてくださいね!

醸造元/株式会社 世界一統
精米歩合/60%
使用米/山田錦100%
アルコール度数/20度

商品名/南方-みなかた- 極辛純米 無濾過生原酒

◆枝豆と水なすのブルーチーズアンチョビ和え

アンチョビの塩加減が効いていてお酒の肴にぴったり。この組み合わせの発想の妙がすばらしい。見た目はいまいちですが…。

髙千代はどこへ行こうとしているのか!

漢字の「高千代」ひらがなの「たかちよ」アルファベットの「Takachiyo」

その中のアルファベットの「Takachiyo」は「Takachiyo 59」と銘打って、精米歩合を59%に統一し米違いでコンセプト展開。その中の黄色は「雄町」。

その前に「極辛南方」を飲んでいたためか、口に含んだ瞬間、フルーティな香りが口いっぱいに広がる。もうジュースかぁ!ってぐらいにジュース。2口、3口飲むと、ジュースはジュースでもパイナップル感が広がる。それで黄色ラベルなのか?もうこれで十分なお酒。甘みを引きずらず、キリッとした後口です。

醸造元/髙千代酒造株式会社
精米歩合/59%(扁平精米)
使用米/雄町100%
アルコール度数/16度

商品名/Takachiyo59 雄町 無調整生原酒 純米吟醸

 

写真に後光が射しているようだ。

Takachiyo59シリーズは全部で8種類ぐらい。(←ぐらいね!)
企画モノなので次があるかわかりませんが、全種コンプリートしてみたですね。