鶏、背肝たれ焼き

もちろん、タレで味付けはされているので、そのままでいただく。う〜んおいしー!一昔前は内蔵系は食べれなかったのに、大人になったなぁ〜(50超えてるけどね ♫ )そして、さらに美味しく頂くために、山椒を掛けさせて頂く。でもその辺のものだったらだめです。美山で採れた黒山椒で!と言いたいがさすがにない。が、山椒を掛けることで味が締まります。甘辛のたれにぴりっと感が加わります。

そして爽やかになった口の中を潤してくれるのが、「にごり酒」であります。しかも「赤磐雄町米」という雄町の中でも最上級ブランドの酒米であります。肴はなくてもいいぐらいの個性的なお味なのですが…。ちょっとミスマッチしてしまったか!まず、赤磐雄町を分けてもらえるってだけで、信頼されている蔵元だと言うことです。美味しいことに間違いは無いでしょう。さてお毒味させて頂きます。少し酸の香りがします。滓がらみ特有の酸っぱさと言えばいいのでしょうか!では口に含みます。おっ、微発泡だ!シュワシュワです。そしてキリリと辛口です。でも滓がらみの雑味は少なく、どちらかと言えば、マイルドでなめらか!なんか相対的なコメントですが、辛口なのにマイルドってどうなの?つまりは美味しいってことです。

*でもこのコメントを書いている時点でもう今年の分は終わっているのでしょうね!ごめんなさい!

醸造元/株式会社 土井酒造場
精米歩合/55%
使用米/赤磐雄町米100%
アルコール度数/17〜18度
日本酒度/+4
酸度/1.3

商品名/開運 無漏過純米 雄町 にごり生酒

◆かつおたたき チコリとかぶなめろう

いろいろ説明せねばなるまい。「かつおたたき」は「かつおのたたき」じゃなく「かつおをたたいたもの」つまり「なめろう」って事です。「チコリ」はキク科の多年生野菜。味は独特の強い苦みがあります。デトックス効果のあるハーブとして知られており、近年、ハーブティーやコーヒーにして飲むのが流行っているそうです。(←全く知らない!)タンポポコーヒーなら知っているのですが…。*ちなみに「チコリータ」はこの野菜をモデル作られたポケモンです。話を戻します。「赤かぶ」はプレーンなものをざく切り。←つまり漬け物じゃない生赤かぶって事です。これらを和えてます。けっしてなめろうの方法では作っていません。おまけに味噌も使っておらず、たしか塩麹にすこし味を加えているようなことを言っていました。料理名に偽りあり!ですが、味に偽りなし!です。いいお酒の肴です。

初亀 吟醸 初しぼり 生原酒

ザ・スタンダードな日本酒である。

というか日本酒のクオリティーが底上げされているためなのですが、今ではこれぐらいのレベルのお酒が普通に飲めてしまうのである。「初しぼり」「吟醸」「生原酒」「精米歩合60%」なんて以前なら年に数回飲めたらいいなぁ〜ってクラスのお酒だったのに…。時代は進化しながら通り過ぎていきます。

感想を書いておきます。香りから…ほんのり果実香のする吟醸香ってやつです。初亀らしい透明感のある口当たり。(悪く言えば初亀って水っぽかった←すみません。)ただ生原酒ならではのフレッシュ&芳醇感を醸し出しています。やはり生原酒って美味しいですよね!お米の旨み、甘みが新鮮でフレッシュ。←あっ同じ意味だ!コクがあって濃厚。←これも同じような意味だっ!この初亀は結構美味しい。

醸造元/初亀醸造 株式会社
精米歩合/麹米55%、掛米60%
使用米/麹米:富山県なんと産山田錦 掛米:富山県なんと産雄山錦
備考/ 醸造アルコール
アルコール度数/17度
日本酒度/非公開
酸度/非公開

商品名/初亀 吟醸 初しぼり 生原酒

特定名称酒とは?

ちなみにですが、このお酒は「吟醸酒」であって「純米吟醸酒」ではない。実は「吟醸酒」ってやつを飲んだ記憶が無い。(忘れているだけなのですが…。)純米酒や純米吟醸酒はあるのですが、ただの「吟醸酒」って珍しいなぁって思っています。(もちろん調べればいっぱい出てきますが、居酒屋さんで見かけることが今まで無かったのです。)で、改めて定義を書いておこうと思います。日本酒の区分「特定名称酒」として区別されているのは下記のとおりとなります。

大吟醸酒 精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
純米大吟醸 精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
吟醸酒 精米歩合60%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
純米吟醸酒 精米歩合60%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
本醸造酒 精米歩合70%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
純米酒 精米歩合の規定無し、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。

わざわざ麹歩合を表記していますが、麹歩合が15%以下のもは「普通酒」と呼ばれ、「特定名称酒」ではないお酒として扱われています。

「純米」と名の付くお酒はアルコール添加をしていない粋にだけで醸造したお酒と覚えておいてもいいでしょう。「吟醸は」は味して造したお酒、つまり「吟醸造り」という製法で作られたもの。条件は、上記の通り精米歩合が60%以下で、低温で時間をかけて発酵させる作り方のことです。吟醸造りは手間が掛かる代わりに「吟醸香」と呼ばれる華やかで、果実のような芳醇な香りを楽しみながら飲まれる方が多いようです。*食中酒としてはちょっと考えて飲まないと酒と肴で相殺してしまう事もあります。こういうのを知りながら飲むと更に日本酒が美味しく楽しめるのではないでしょうか。ごちそうさまでした。

アルコール添加とはアルコールを醸造の過程で加えることです。一昔前は少ない原材料でお酒を増やすために使われていたそうですが、現在では添加することで辛口でスッキリした味にしたり、お酒を腐りにくくする作用のためにあえてアルコールを添加する使い方をしています。それでもなんだかんだ言って、純米酒は美味しいけどね ♫

 

磯自慢 特別純米 PB酒

特別純米の雄町じゃなく山田錦。

どうやら世間一般的には磯自慢の特別純米は雄町米らしい。瓶も緑色でラベルは縦ストライプで世界を視野に入れているのか英語表記も入っている。逆に関西ではあまり見たことが無い。こちらでは山田錦米なのです。というのもこのお酒は「酒のやまもと」さんが作っている「PB酒」プライベートブランド酒だからです。お味の方は…

あれ?これもひやおろしなのかな?どこにも表記は無いのですが…。この時期のお酒なのでそうなのかもしれません。いわゆる芳醇ってやつです。よくみればお酒の色も少し色が付いているようです。香りは軽くお米の香り。口に含んだ時のまろやかなコクを楽しめます。ノド越しは無いですが、後にあまり残らないので、スイスイ飲めますが、勿体ないので、ゆっくり味わいます。

*ただし、PB酒なので若干お安くお買い求められます。

いろはのいの字の磯じまん〜♬

全く別のもんですが、昔あった磯じまんのCM。昭和生まれの人は磯自慢といえばこちらを思い浮かべると思います。磯じまんを肴に磯自慢を飲むのも乙かもしれませんね。