昭和を感じるラベル「竹泉」

これは「たけいずみ」ではなく「ちくせん」と読む。なぜ、わざわざ書いたかというと、自分がこの文章を書くまでずっと「たけいずみ」と読んでいたからだ。恥ずかしいー!日本酒の「音訓」は難しいですね!小学校の時に「音と訓は交わらない」と教わった記憶があります。要するに「音+音」「訓+訓」でしか熟語にならないって事です。って事は「槽口直詰」の「ふなくちじかづめ」は訓読み熟語って事で良いのかな?「芳醇辛口」は「ほうじゅんからくち」でいいのだろうか、「ほうじゅんしんこう」が正しいのでは無いでしょうか?う〜ん。よし忘れよう!お酒を飲もう!

「竹泉」2017BYの新酒です。ラベルに書いてあるとおり、芳醇辛口です。新酒をここまで芳醇に飲めるのは初めてかも知れない。ひやおろしのような芳醇さがあります。ただ、やっぱり新米の新酒を槽から搾り出したばかりのものを直に瓶詰めした「槽口直詰」しているだけのことはあります。発酵の過程で生成された炭酸ガスがピチピチシュワシュワを生み出しています。そして芳醇なコクと旨みを味わいながら、クリアな酸のキレと共に、バランス良く、のど元を通り過ぎて行きます。新酒の中ではかなり個性的なお酒です。

製造元/田治米 合名会社
精米歩合/60%
使用米/五百万石100%
アルコール度数/17度
日本酒度/非公開
酸度/非公開

商品名/竹泉 芳醇辛口純米 槽口直詰生原酒

昭和を感じるラベル「竹泉」

これは「たけいずみ」ではなく「ちくせん」と読む。なぜ、わざわざ書いたかというと、自分がこの文章を書くまでずっと「たけいずみ」と読んでいたからだ。恥ずかしいー!日本酒の「音訓」は難しいですね!小学校の時に「音と訓は交わらない」と教わった記憶があります。要するに「音+音」「訓+訓」でしか熟語にならないって事です。って事は「槽口直詰」の「ふなくちじかづめ」は訓読み熟語って事で良いのかな?「芳醇辛口」は「ほうじゅんからくち」でいいのだろうか、「ほうじゅんしんこう」が正しいのでは無いでしょうか?う〜ん。よし忘れよう!お酒を飲もう!

「竹泉」2017BYの新酒です。ラベルに書いてあるとおり、芳醇辛口です。新酒をここまで芳醇に飲めるのは初めてかも知れない。ひやおろしのような芳醇さがあります。ただ、やっぱり新米の新酒を槽から搾り出したばかりのものを直に瓶詰めした「槽口直詰」しているだけのことはあります。発酵の過程で生成された炭酸ガスがピチピチシュワシュワを生み出しています。そして芳醇なコクと旨みを味わいながら、クリアな酸のキレと共に、バランス良く、のど元を通り過ぎて行きます。新酒の中ではかなり個性的なお酒です。

製造元/田治米 合名会社
精米歩合/60%
使用米/五百万石100%
アルコール度数/17度
日本酒度/非公開
酸度/非公開

商品名/竹泉 芳醇辛口純米 槽口直詰生原酒

無汸庵 綿貫宏介の世界

まず簡単にお酒の紹介を。(まあ、いつも簡単なのですが…)年末限定で販売されるお酒です。いえば新年のお祝いに飲むお酒という事です。小鼓 奉鼓獻酒(ほうこけんしゅ)とは「鼓の韻を捧げ神様にお酒を献上する」と言う意味。現在に置き換えると、おせち料理を囲んで、家族や友達で集まって楽しくお祝いしましょう。って事ですね。なので、新年に飲ませてもらいにやってきました!

小鼓 奉鼓獻酒(ほうこけんしゅ)純米大吟醸

「もう美味しい」としか言いようのないお酒です。香りが華やかで、甘みもしっかり感じる。旨みもコクもあるが余韻に辛味が駆け抜けていく。飲み終わったらスッキリ感と満足感で満たされます。新酒による新鮮さと荒々しさも加わっているのだろう、また一口飲みたくなる。最近の純米大吟醸は質が変わってきた。旨みを詰め込んだ純米酒って感じです。このシッカリ感は無濾過生原酒から来るものなのか!要するに「もう美味しい!」としか言えないのである。

醸造元/株式会社 西山酒造場
精米歩合/50%
使用米/兵庫北錦100%
日本酒度/±0
アルコール度数/17度

商品名/小鼓 奉鼓獻酒(ほうこけんしゅ)純米大吟醸

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

さてタイトルの話に戻ります。「無汸庵 綿貫宏介」という方をご存じでしょうか?この小鼓のラベルを描いておられる人で芸術家と呼んでいいのか美術作家という呼ぶべきなのか!はたまた商業デザイナーなのか!もうマジカルミステリーウーパー♬である。彼の作品には前から色々な商業的作品で出会っていたのですが、目に留めることがありませんでした。

芸術家 無汸庵 綿貫宏介
1926年生まれ。知る人ぞ知る独特の作風で、日本を代表する美術作家の一人。
戦後初の留学生としてリスボンへ遊学。ポルトガル及びスペインに15年滞在し、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカを訪ねる。
その際、美術の才能に目覚め、南ヨーロッパの美術界に名を馳せる。
リスボン国立モダンアートミュージアム等、ヨーロッパやアフリカの博物館に合計41点の作品が収蔵されているほか、約20点の書画集を発表している。
ポルトガル及びスペインにて伝説的な美術家として知られるようになると、日本へ帰国。
神戸及び有馬温泉にある小さなアトリエにて素晴らしい作品を作り続けている。
*HPから抜粋。詳しくは西山酒造場さんのHPへどうぞ。

*ついでに「無汸庵」という号は「物の応じて方無」自由に生きるという事を信条としたもの。

きっかけはやはりこのお酒「小鼓」からなのです。それでも最初は単なるおしゃれでスタイリッシュなデザインのラベルだなぁ〜程度でした。(このお酒は大好きなのでお店に置いてあれば必ず飲んでました)ある日、大阪の日本橋に小鼓だけの立ち飲みバー「NIPPONno SAKE 小鼓御里」と言う立ち飲み兼アンテナショップのお店が出来たので行ってみた時のことです。

何気なく「デザインがモダンでスタイリッシュやね!」と話していると後ろからお店の方が「ああ、これは綿貫宏介さんという書道家の先生に描いて頂いております。」と声が掛かる。名前を聞いただけだと30代の新進気鋭の書道家さんくらいにしか思わなかったので「へぇ〜」と気のない返事をしたのですが、「90歳超えたおじいちゃんらしいですよ!」。思わず「えぇ=!」と大きな声を出してしまいました。「すごーっ!」その年齢で今でも受け入れられるスタイリッシュなタイポグラフィなデザインが出来るなんてすごいバイタリティ!と身体に衝撃が走るのを感じた。それからはいろんな所で彼の作品が目に入るようになる。不思議なものだ。

ふぐ料理の「玄品ふぐ」もそうだったのか!京都の「宇治園」もそうやん、昔、空きカン持ってたわぁ!京都丹波の福知山駅前にぽつんと出来たホテルも最近そうだったんかぁ!と気づかされる。(こんな所に泊まる人おるんかなぁと馬鹿にしてゴメンナサイ!今度、覗いてみますね!宿泊はしないけどね♬)と今ではすっかり綿貫ワールドにハマっております。それにしてもすごいですよね!90歳を超えても現役で活動されていて、尚且つ、心を引きつける作品を作り続けられるなんて。さぞかし色んな経験をされてきたのでしょう。綿貫宏介の世界をもっと知りたい方は彼のHPを覗いてみて下さい。すごいですよ!ホームページはこちらから→無汸庵 綿貫宏介の空間

ホテルの中は綿貫宏介氏の作品で囲まれているようです。

 

アールイン福知山の姉妹店なのかな?

 

金平糖では無く「コンフェイト」
もともとポルトガルのお菓子に漢字を当てはめたものって知ってましたか?
お菓子の詰め合わせの缶が昔あった。今もあるのかなぁ?

珍しく西日本以外のものを発見
綿貫氏はどういう基準で仕事をされているのでしょうね

ラベル吞み!神戸カップ

昭和レトロなデザインでなかなかオシャレでかわいらしい!昭和初期からあるお酒なのかと言えば、そうではありません。このラベルの裏にメッセージが書いてあります。「地震ニモ負ケズ、神戸ハ再ビ発展ス」の文字が!このワンカップ酒はあったのかもしれませんが、このラベルになったのはあの日のあとです。今もやっているのかわかりませんが、このお酒が販売された当時は一個売れる毎に1円が寄付されるという粋なことをしていたようです。神戸の人たちの並々ならない苦労を乗り越えて、自分たちの足で立ち上がろうとするエネルギーに敬服する次第です。過去も現在もそして未来も!

ワンカップレベルのお酒と侮るなかれ!なかなか美味しいです。灘のお酒「福壽」がベース。醸造アルコール添加ですが、酸味と旨味がしっかり感じます。甘みももちろん感じますが、刺激の少ない柔らかな淡麗辛口酒になっていて、料理に合わせやすくなっています。ホルモンのこってり感をリセットしてくれます。冷やして飲むのが理想ですが、冬の寒い日はぬる燗で体を温めてもいいかもしれません。

神戸酒心館の歴史

会社の設立は平成9年12月。そう、平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災を乗り越え、神戸酒心館として再出発をしました。創業は1751年(宝暦元年)12月、灘五郷の一つ御影郷(みかげごう)で酒造りを始めた、歴史ある蔵元なのです。生産量を追わず、おいしさを極めるために、手造りによる丁寧な酒造りを行ない、麹は今でも全量手造り。蒸米は甑を用い、仕込みごとの個性を大事に、米の旨味を引き出した「芳醇できれいなお酒」が理念。*詳しい内容は是非、神戸酒心館のHPで!

 

醸造元/神戸酒心館
精米歩合/70%
使用米/国産米・醸造アルコール
アルコール度数/15度
日本酒度/−
酸度/−

商品名/福寿 神戸カップ

久しぶりに大関

今日は桁違いに寒かった。手袋をしてもまだかじかんでいる。本当なら「まずはビールから」の精神にのっとりまずはビールと行きたいのですが、手がぁ手がぁーかじかんで感覚が無くなっていたので、手を温めるために、何年かぶりに燗を頼む。大関のね!(*他の燗酒はふつうに飲んでますよ!)

そう言えば、初めてこのお店に来たのも寒い時期だったなぁ。で、最初に頼んだのがこれ。大関・山田錦特別純米酒の燗酒だった。徳利もスタイリッシュで珍しかったなぁ。今はもう出せない「朝取り鶏生肝」は贅沢やったなぁ「砂ずりの刺身」なんかも出してた。丁寧に余計な部分を削いで、その削いだ部分は鉄板で焼いて出してくれた。そんな話をマスターとしてみたが、向こうは覚えてない。当然だ!と感傷的にさせるのもこの寒さのせいなのかもしれない。

実はそれなりに美味しいんですよね。他にもっと美味しいのがあるので頼まないだけなのですよ。純米酒らしく米の旨みもあるし芳醇で辛口…ってラベルに書いてあるとおりやんか!

 

醸造元/大関 株式会社
精米歩合/70%
使用米/兵庫県産山田錦100%
アルコール度数/14度
日本酒度/+3

商品名/大関 特選 特別純米酒 山田錦

 

◆ ◆ ◆

◆和牛洋風野菜スープ

スープじゃなーい!具が多いってばよー!野菜の旨みが十分に出たスープなのですが、スープより具の野菜が美味しいので、スープを楽しむための肴では無くなっている。もうこの一品だけでお腹いっぱいになる。(←うそ。もっと食べる♬)

純青 愛山

夏の夜、天の川(ギャラクシー)を望みながら一献。
おりがらみの薄く白濁した様を天の川に見立て、プチプチシュワシュワした微発泡を銀河の星々に例えた、見事なネーミングとラベル。

生酛の香りはさほどせず、それでいて渋みと酸味は十分活かされている。さらに甘酸っぱいさがあるのに驚き。生酛と夏酒のハーモニー。いいとこ取りをしています。ちびちび飲むと言うより、ごくごくいけるジューシーさ。肴はなくても楽しめますが、あえて「伊勢赤鶏とセロリと辛味大根ごまだれ和え」を頂きました。

製造者/富久錦 株式会社
精米歩合/60%
使用米/愛山全量使用
アルコール度数/16度商品名/純青 愛山 生酛純米吟醸おりがらみ生

ちょっと食べちゃいましたが…。

◆伊勢赤鶏とセロリと辛味大根ごまだれ和え

セロリとう少し癖のある野菜と辛味大根の辛さの対決と言っても過言ではない。が、残念ながら辛味大根はごまだれに和えられて辛味が少しマイルドに。それに引き替えセロリの圧倒的存在感。シャキシャキした食感も残っており、癖になる組み合わせ。