浅芽生←さぁ、なんと読もう!

無圧無濾過生原酒、酒袋に入ったお酒の重さだけで搾られたお酒。いわゆる「あらばしり」ってやつですね。すでに半分減っている。出来れば口開けが吞みたかった。あらばしりの開けたてはアルコールにカドがあり、ドライで雑味も楽しめる。それから4、5日経ったものを頂くと丸みが出てきて「おっ結構変化したなぁ」って、2度楽しめるのです。

それでは頂きます。香りは結構あります。華やかな感じとドライな感じもします。口に含む…意外とフルーティ!もっと酸っぱいエチル感かと思ったが、かなり落ち着いている。メロンの果汁のような甘さが口の中に拡がる。もうジュースです。プチプチ感もあるので、サイダーです。ラムネです。ただ甘いだけのラムネではありません。飲み込むと同時に辛味とキレキレの酸味が襲ってきます。後味はさっぱりとした苦みなのか渋みなのか余韻が残ります。柑橘系のフルーツを食べた後の余韻に似ているのかも。もう肴は要らない。これはデザートだ!でも食べます。何かを無理矢理合わせます。シガラーとしては良いお酒の発見です。でも次は来年なんですよね!

製造元/有限会社 平井商店
精米歩合/60%
使用米/滋賀県産吟吹雪100%
アルコール度数/18度
日本酒度/+3.0
酸度/2.0

商品名/浅芽生-アサヂヲ- 特別純米生原酒

 

◆伊勢赤鶏むねチャーシュー

コレ大好き!よく、たのみます。赤鶏むね肉は同じですが、添えてあるものが、タルタルソースだったり、みたらし餡だったり、今回のマヨマスタードだったりして味を変えて来てくれるのがすごく良いです。もちろんチャーシュー自体に味付けがされているので、何も付けなくても美味しく頂けます。さっぱりしているので、いくらでも食べれます。

喜楽長 特別純米 あらばしり

【蔵元からのコメント紹介】豊かな果実香と優しい米の甘みが質感のある味わいを織りなしています。新酒生酒のフレッシュ感、おりがらみの味のふくらみとともにお楽しみください。*おりがらみとは、しぼった時に出る白いにごりのことです。

↑いやぁ、その通りです。個人的な感想を付け加えるならば、喜楽長はあまり特徴が無いです。思い出そうとして出てくるのは「たしかぁ、ふつうに美味しかったよな!」って言葉です。あらばしりなのに雑味や苦味はあまり感じなかった。ちょっと辛口酒。「ふつうに美味しいやつ」です。来年もきっと「ふつうに美味しい」んでしょうね。

醸造元/喜多酒造 株式会社
精米歩合/60%
使用米/山田錦(麹米) 吟吹雪(掛米)
アルコール度数/17度
日本酒度/+2.3

商品名/喜楽長 特別純米 あらばしり

◆ひらまさ(だったかな?)柚子からし酢味噌和え

辛子酢みそのがツーンと鼻こうををくすぐります。ねっとりとした食感で脂ののったひらまさもさっぱりと頂けます。柚子も良いアクセントです。

◆いかの天ぷら(紋甲いか)

イカの甘くて柔らかいこと!唇で食べられます。味付けは塩のみ。

冬はやっぱり粕汁。

粕汁って全国的にポピュラーのものだと思っていたのですが、関西の酒造地域から広まった料理のようですね!ただ、酒造や蔵元の多い東北圏ではもともと食べる習慣が無かったそうな。東北では麹の入った味噌で味噌汁を作るが一般的だったそうです。今はテレビなどの影響で全国的に拡がってしまっているという事。この話を聞いて驚いたのを覚えている。

*粕汁の具はその家庭によって違うのでしょう。鮭やぶりなどの身を入れるのは良いのですが、あらを入れるのが少し苦手。出汁は出るので美味しくなるのですが、骨を避けるため最後まで、きれいに飲みきれないのです。気をつけながら飲まないといけないのがちょっとね。それ以外は何が入っていてもいいのですが、きざみ油揚げは入れておいて欲しい!

皆さん、飲み屋さんで粕汁は暖まるために最初に頼みますか?それとも〆に頼まれますか?

西堀工房「袋取しずく」純米無濾過生原酒

醪(もろみ)を入れた酒袋を袋吊りにし、無圧で搾ったお酒。(←いや「搾る」とはおかしな表現です。袋やお酒の重みで自然に染み出て来る状態のものです。)いわゆる「あらばしり」。精米歩合が70%とお米を削っていないのに…純米酒扱いなのに…。もう純米吟醸クラスのきれいでまろやかな味わいです。おまけに新米らしくフレッシュでキレものど元にキュッと来ます。やっぱりこの時期(新米)のお酒は美味しいですね!

醸造元/西堀酒造 株式会社
精米歩合/70%
使用米/栃木産酒造好適米 栃木14号100%
日本酒度/+7.0
酸度/1.7
アルコール度数/17度

商品名/西堀工房「袋取しずく」純米無ろ過生原酒